よくある質問をまとめました。

おんしつくんは温度・湿度を高精度センサで24時間モニターし、携帯通信網(FOMA経由)でクラウドサーバ内にデータを蓄積します。
蓄積データは10分毎にデジタル表示とグラフ表示が可能です。(農業版おんしつくんは飽差計算機能と簡易日誌機能が追加されます)
蓄積されたデータはタブレット端末(iPad/Nexus7)/スマフォ/PCでいつでも・どこでも確認する事が出来ます。
計測したデータに下限・上限を設定し、携帯電話までアラート通知する事も可能です。

おんしつくんは24時間365日、ハウス内の温度・湿度情報を計測します。各数値は約10分毎の数値に加え、最低・最高・平均を日毎に記録するほか、植物の気孔が効率的にCO2を取り入れ光合成を促進するための指標となる飽差を自動計算し記録します。
適切な飽差管理を行う事は光合成を高め、生産物の収量向上と品質向上に寄与します。
温湿度を把握する事は、病害虫(うどん粉病など)の予防、ヒートポンプなどの効果的な運用による省エネ対策にも有効です。
また、各数値にしきい値(上限値、下限値)を設け携帯電話にメール通報を行う事が可能です。
高温異常時や出先から作業指示を行う等、大切な作物を保護する為、農家の方の作業効率をあげる為にご活用頂く事が可能です。

本サービスは通信/センサユニットを購入いただき、クラウド上のソフトウェアを介して温室管理をご提供するサービスです。
※クラウドサービス:ソフトウェアをクラウド上にて提供し、必要な時に利用する形態。本サービスでは、環境データの蓄積・グラフ等の可視化・しきい値監視の提供等にクラウドサービスを利用しております。

センサから取得したデータをクラウドサーバに蓄積する事で機器故障時にデータが消滅するリスクを軽減する事が可能です。
センサから集約したデータ処理は全てクラウドサーバ内で完結するため、別途ローカルに集約用サーバを設置したり、データ閲覧用に専用ソフトをインストールするといったコストと手間が一切生じません。
また、データがクラウドサーバに集約される事で保存容量の制約が実質無くなりインターネットにつながっている端末があればいつでも、どこからでもデータの確認を行う事が可能となり、ハウスまで温度、湿度計を確認しにいくといった物理的制約から解放されます。

おんしつくんは「センサゲートウェイ」と「センサ本体(ワイヤレスセンサ)」から構成されています。センサゲートウェイはセンサ本体(複数可)から定期的にデータを受け取り、携帯通信網経由でインターネット上のクラウドサーバにデータを送ります。
センサ本体はバッテリ内蔵マイコンにより、定期的に温湿度データをセンサゲートウェイに対して送ります。
センサゲートウェイの設置はAC100V電源が敷設されている場所で直射日光が当たらない場所に設置します。センサ本体は水の直接かからない場所に置く、あるいは吊るすなどの設置をしてください。

センサゲートウェイは防水防塵ケースにハウジングしておりますが、直射日光があたらない環境に設置してください。
センサ本体は外気に対するセンサの応答性能を確保するため、 通気口を設けているため直接水のかからない場所に設置をお願いいたします。(内部基板には結露対策として特殊コーティング処理済です。)

単3アルカリ乾電池3本(2000mAH)で最大約5.9ヶ月使用可能ですが、環境(使用温度・通信エラーによる再送頻度)により大きく変化します。通信距離は見通し約100m程度ですが、実測ではハウス3〜4棟圏内が実用的な通信距離となっています。

デジタルセンサなので工場出荷時に校正データが埋め込まれており、経年に伴う校正は必要ありません。
センサ自体が物理的ダメージ(薬品等による汚損等)を受けた場合は、センサチップ交換(有償)にて対応させていただきます。

センサゲートウェイ・センサ本体は1年間の良品センドバック保証が付属いたします。機器故障時には良品センドバックにて対応させていただきます。
無償保守期間経過後については基本、都度有償対応(基本技術料+交換部品代+発送費)とさせていただきます。

10. 標準のセンサ本体数と増設可能数を教えてください。

おんしつくん標準セットにはセンサゲートウェイ1台にセンサ本体1台が標準で付属しております。センサ本体は1台毎にオプション追加として承ります。
センサ本体の増設可能数は10台となりますが、使用環境(電波到達距離・外部混信状況)により少なくなる場合がございます。

(2014/11/24更新)月額サービス廃止に伴い、センサ増設毎のストレージ使用料は廃止しました。

(2014/11/24更新)蓄積期間については制限はございませんが、データ容量が40MB上限の範囲内でお使いいただけます。※データ容量無制限の月額プランは需要が少ないため廃止いたしました。

CO2対応センサはオプションとして発売を予定しております。
※CO2施肥設備を既に導入済みの方はCO2コントローラも導入されていると想定しているため、標準ではCO2センサは含まれません。

農業版おんしつくんは飽差計算と簡易日誌機能が追加されています。 別途、カスタム仕様の設計も承ります。

センサチップ製造元からダウンロードしてください。Calibration Certification

温度・湿度・飽差それぞれについて以下の統計グラフが選択可能です。

  • 1日分(10分毎):標準
  • 1週間分(10分毎)
  • 週平均(1日平均を1週間分)
  • 週最低(1日最低を1週間分)
  • 週最高(1日最高を1週間分)
  • 月平均(1日平均を1ヶ月分)
  • 3ヶ月平均(1日平均を3ヶ月分)
  • 6ヶ月平均(1日平均を6ヶ月分)

圃場に持ち運べるサイズ、液晶の見やすさを考慮するとiPad mini Retinaモデル、またはNexus7がお勧めです。
もちろん、今お使いのタブレットがあれば使用いただいて構いません。

1日区間の統計です。ダッシュボード画面で表示されている数値は、センサからデータが来る毎にリアルタイムで計算されます。
グラフ画面では平均/最低/最高値は1日単位の統計値を元に表示されます。

一般的なWebシステムと違い、センサ利用サービスは24時間一定量のセンサデータを取り扱う為、安定性と効率性が求められます。
おんしつくんのシステムはセンサ専用のクラウドプラットフォームを使用しており、センサデータをただ蓄積するだけのシステムと違い大量のセンサデータを効率よく処理します。

おんしつくんは導入コストを抑え、日々の営農活動に常用していただけるよう必要最低限のシンプルな機能の提供としております。

  • 出来る事:

    温室環境の遠隔監視・環境値の蓄積/可視化・異常値通報

  • 出来ない事:

    温室環境の遠隔制御(カーテン開閉等)・栽培方針のアドバイス

おんしつくんが使用しているセンサクラウドは「センサ毎」のリアルタイム処理のため、センサからのデータがしきい値の上限/下限に達した場合は直ちにメール通報を行います。
※携帯キャリア網内での配送遅延が発生する場合がございます。